ピコレーザーは効果がある?期待できる7つの効果とよくあるQ&Aを徹底解説
2024.08.01
「最近シミやそばかすが増えてきた」「クレーター状になってしまったニキビ跡を消したい」とお考えの方はいませんか?シミやそばかすはもちろん、ニキビの炎症が悪化して起こるクレーター状のニキビには美容施術のピコレーザーがおすすめです。
本記事ではピコレーザーについて、特徴や7つの期待できる効果、よくあるQ&Aを解説します。
目次
ピコレーザーとは?
ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザーを照射し、シミやそばかす、肝斑(かんぱん)の除去に効果が期待できる施術です。
従来、シミやそばかすに対処する施術に使用されていた機器に「Qスイッチレーザー」というものがあります。このQスイッチレーザーは、高出力で施術を行うことで、シミやそばかすなどの除去効果が期待できる施術機器になります。
しかし、Qスイッチレーザーの毎秒レーザー照射時間はピコレーザーよりも長いナノ秒(10億分の1秒)単位であったため、肌へのダメージが大きく、ダウンタイムは個人差を考慮しても、平均1週間〜2週間程度が必要でした。
対して、本記事で解説するピコレーザーは、照射時間を短縮することによって、肌へのダメージを軽減し、ダウンタイムも比較的短くなっています。※ダウンタイムの期間・症状には個人差があります。
ピコレーザーの特徴
ピコレーザーは、照射時間を短くすることで肌に負担をかけにくくしているのが特徴です。
施術時に使用される機器には「ピコシュア」「ピコウェイ」「エンライトンSR」「スペクトラピコ」などがあり、本記事を監修している当院「NOVUS Beauty Clinic」では、ピコシュアと呼ばれる、世界初のピコ秒レーザーとして歴史のある機器を使用しています。
加えて、ピコレーザーは、先ほど解説したQスイッチレーザーでは対応できなかった「薄いシミ」に対しても効果を期待できることや、照射モードを使い分けられることで、幅広い悩みに対応しています。
ピコレーザーの照射モードは全3種類
照射モード①:ピコトーニング
ピコトーニングは、弱い出力のレーザーを肌にまんべんなく照射することで、肌に発生しているメラニンを減少させる効果が期待できる施術法です。
肌に優しいため、レーザー初心者の方や、時間はかかっても施術のリスクをなるべく避けたい方に向いています。
照射モード②:ピコスポット
ピコスポットは、Qスイッチレーザーと同様、高出力でレーザーを照射し、光音響効果によってメラニン色素を破壊する施術法です。
少ない施術回数でシミやそばかすなどの悩みを解消する効果が期待できるため、肌へのダメージを軽減しつつ、手っ取り早く肌の悩みを解消したい方に向いています。
照射モード③:ピコフラクショナル
ピコフラクショナルは、レーザーの照射による衝撃波で表皮内に小さな空洞を作り、自己回復能力を高める作用を利用する施術法です。
これにより、ニキビ跡がクレーター状になってしまった凸凹肌や毛穴の開き・シワなどの悩みを解消する効果が期待できるため、ニキビ跡を治したい方や、肌全体の改善がしたい方に向いています。
ピコトーニングの期待できる効果
シミ(色素沈着)・そばかすの改善
ピコトーニングはシミ・そばかすの原因であるメラニンを弱い出力のレーザーでゆっくり減少させていくことができ、徐々に薄くなっていくのを期待できます。
肝斑の改善
肝斑とは、両側の頬を中心に現れる薄い茶色のシミ(色素斑)のことで、上で解説したシミと同様、メラニンを減少させるピコトーニングで薄くする効果が期待できます。
毛穴の開きの改善
ピコトーニングのレーザーによる刺激で、肌が引き締まるため、毛穴の開きを改善する効果が期待できます。
くすみの改善
肌がくすむ原因として挙げられる中の1つとして、紫外線を浴びてメラニン色素が生成されることで起こる「メラニンくすみ」があります。ピコトーニングのメラニン色素を減少させる作用で、くすみの改善効果が期待できます。
ピコスポットの期待できる効果
シミ(色素沈着)・そばかすの改善
ピコトーニングと同様に改善が期待できる効果ですが、ピコスポットの場合、高出力のレーザーを照射して施術を行うため、短期間の施術で効果が期待できるのが特徴です。
ほくろの除去
ほくろを除去する方法には「切り取って縫う」「レーザーで削る」などがありますが、傷跡ができたり、削り取ることで小さな穴が開いたりするといったデメリットがあります。
対してピコレーザーは、ほくろのメラニンをピンポイントで破壊するため、肌への余分な負担を少なくしながら、ほくろを除去する効果が期待できます。
ADMを薄くする
ADMとは「後天性真皮メラノサイトーシス」と呼ばれるアザの一種で、通常メラニン色素は存在しない真皮で、何らかの原因をきっかけにメラニン色素を作り始めてしまうことで起こります。
そのため、ピコスポットでピンポイントにADMへレーザーを照射することで、真皮にあるメラニン色素を破壊し、ADMを薄くする効果が期待できるのです。
ピコフラクショナルの期待できる効果
クレーターのニキビ跡改善
ピコフラクショナルは、ピコトーニングよりも高出力のレーザーを照射し、真皮層にある繊維芽細胞(せんいがさいぼう)を刺激することにより、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。
肌の内側からクレーターのニキビ跡を改善する効果が期待できます。
小じわの改善
私たちの肌は、コラーゲンやエラスチンが不足するとたるみ、皮膚が寄ってしまい、小じわができる原因に繋がります。ピコフラクショナルでコラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、小じわ改善の効果が期待できます。
肌のハリ
肌のハリについても、小じわ改善と同様、コラーゲンやエラスチンが肌に増えることで、肌の内側からハリのある肌へ生まれ変わらせる効果が期待できます。
毛穴の開きの改善
毛穴が開いてしまう原因は、加齢によって肌のコラーゲンやエラスチンが不足してたるみが生じることや紫外線、皮脂の過剰分泌などが挙げられます。
そのため、ピコフラクショナルで肌を刺激することで、肌のたるみを改善し、毛穴を引き締める効果が期待できます。
ピコレーザーについてよくあるQ&A
次は、ピコレーザーについてよくあるQ&Aを解説しますので、ピコレーザーを受けてみようかなと考えている方はぜひ参考にしてください。
ピコレーザーのダウンタイムは何日くらい?
ピコレーザーのダウンタイムは少ないですが、個人差も考慮すると長くても1週間程度でしょう。
当院の場合、ダウンタイムに関して「照射直後は施術部分に赤みや腫れが出ることがあります。ほとんどの場合は24〜48時間程度で改善します。」とお伝えしています。
ピコレーザーは施術から何日くらいで効果が期待できる?
個人差はありますが、レーザーを高出力で照射する「ピコスポット」「ピコフラクショナル」は、初回施術日で効果が期待できる方もいるでしょう。ピコレーザーは複数回施術を受けていただくことで、より効果が期待しやすくなります。
ピコレーザーは効果がないと言われる理由は?
ピコレーザーは効果がないと言われる理由として以下のようなことが考えられます。
- 弱い出力のピコトーニングで施術を受けている
- 肌の悩みに適していない施術を受けている
- アフターケアをしっかり行っていない
ピコトーニングは弱い出力のレーザーをまんべんなく照射するため、少しずつ効果を期待できる施術法です。また、ピコレーザーには3つのモードがあるため、肌の悩みに適していない施術を選ぶと効果を期待することはできません。
加えて、施術後のアフターケアを怠ると効果が期待できないどころか、肌トラブルに繋がる可能性もあるため、注意が必要です。
ピコレーザーそれぞれのメリットデメリットを教えてください
3つのモードそれぞれのメリットデメリットは以下の表を参考にしてください。
メリット | デメリット | |
ピコトーニング |
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ピコスポット |
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ピコフラクショナル |
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当院の特徴
当院では、「ピコトーニング」「ピコスポット」「ピコフラクショナル」の3つのピコレーザー治療を行っています。
また、使用している「ピコシュア」はアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)より「シミ」「シワ」「ニキビ跡」「刺青(タトゥー)」の分野で認可を受けているピコレーザー機器になります。
※薬事未承認機
※他機種でのご用意となる店舗もございます。
施術概要
こんな人へ
小じわが気になる
肌のくすみを改善したい
美白になりたい
シミ・そばかすが気になる
初めてレーザー治療を受ける
毛穴の開きが気になる
治療時間
全顔15分程度
痛み
少ない
※個人差があります。
効果持続期間
1年から2年経つと再発する可能性があります。
※個人差があります。
シャワー・洗髪・入浴・洗顔・メイク
当日から可能。
エステ・激しい運動・飲酒など、血行を促進させる行為は1週間程度NG
リスクや副作用
一次的な赤み
(アフターケアを怠ると)色素沈着
肝斑の悪化 ※詳細はご相談ください。
施術中チクチクとした痛みを感じる ※個人差があります。
ほてり
水疱(すいほう) ※個人差があります。